40歳を越えて感じること

MaisonHairurawa
2026.10.11

こんにちは、高雄です。
美容師という職業は、
40歳以上の美容師が全国で5%しかいない。
僕が独立する前にお世話になったサロンの
ある勉強会で、そんな話を聞きました。
当時はそう聞いたので、今はまた変わっているとは思いますが…
当時30歳くらいだった僕は、
頭の中が「?」となりました。
確かに、40歳を越えた美容師の先輩は
あまりお見かけしたことがなかったけれど、
実際のデータとして、
そういう数字が出ているという事実。
それを知った時、
「そんなに短命な仕事に、
自分たちは20代の下積み時代を
注いできたの?」
そう思うと、
少し悲しい気持ちになったのを覚えています。
若い頃は目の前のことで必死ですし、
そこまで先のことは分かりません。
大人の意見も、
分かっているようで分かっていない。
そんな時期だったのかもしれません。
でも、少なからず自分が独立を目指す中で、
実際にお店を出した暁には、
一緒に働く美容師さんが
安心して働ける環境を整えていかないと。
そう思ったことは、
今でもよく覚えています。
40歳を越えて美容師を続けることが
難しくなる現実があるのなら、
そのリスクは改善していかなければいけない。
そう考えて、
今も現在進行形でトライしている最中です。
そして実際に自分が40歳を越えて、
感じることがいくつかあります。
その中でも特に感じるのは、
美容師に限らず、
どんな仕事も続けていくことは大変だということ。
仕事に対するこだわりや情熱、想い。
それと同時に、
生活の質や身体の健やかさを保つこと。
このバランスを保つことが、
すごく難しいんだと感じました。
それがモチベーションに
どう影響していくのか。
そんなことも考えるようになりました。
お客様も一緒に年齢を重ねていく中で、
たくさんの方々と色々なお話をする機会があります。

そうした会話の中で感じるのは、
特別に美容師だけが大変なわけではない
ということです。
気持ちを込めて、
何かに精一杯打ち込める大人は、
実はそんなに多くないのかもしれません。
好きなことを追い続ける。
でも、それと比例するように
現実もあります。
何かを天秤にかけた時、
手に入れるものもあれば、
妥協しなければいけないものもある。
それがお金なのか。
やりがいなのか。
家族や生活なのか。
それとも、自分自身の健やかさなのか。
すべてを器用に、
そして貪欲に叶えていくことの難しさ。
年齢を重ねるほど、
そうした現実も見えてくる気がします。
だからこそ、
そうした現実に直面した時に
ポジティブに考えられること。
そして、そこからさらに
自分の仕事を突き詰めていけること。
それが、すごく大切な気がしています。
僕自身は、年齢を重ねてきた今の方が、
楽しいと感じることがたくさんあります。
一般的な大きな会社であれば、
色々なしがらみもあるでしょうし、
自分ひとりではどうしようもないことも
たくさんあると思います。
でも、美容師という仕事は、
下積み時代に身につける基礎の先に、
自分自身で考え、工夫し、
突き詰めていける自由があります。
そしてMAISONのように、
お客様とスタッフとの距離が近いサロンでは、
美容師としてのこだわりを
大切にしながら働くことができます。
それは、僕にとって
とても幸せなことです。
もちろん、仕事を続けていく中では、
思い通りにいかないこともあると思います。
それでも、年齢を重ねたからこそ
見えてくるものがあり、
深まっていく仕事の楽しさもある。
だからこそ僕は、
美容師という仕事を
長く続けていける環境をつくりたい。
そして、一緒に働くスタッフにも、
年齢を重ねることを不安に思うのではなく、
その先にある楽しさややりがいを
感じてもらえたらと思っています。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、
そんなサロンを目指して、
これからも取り組んでいきたいと思います。
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